補正カルシウム計算機

説明

臨床シナリオ

総カルシウム

基準値: 8.5-10.5 mg/dL (2.12-2.62 mmol/L)

血清アルブミン

基準値: 3.5-5.0 g/dL (35-50 g/L)

補正公式

Most commonly used: Corrected Ca = Total Ca + 0.8 × (4.0 - Albumin)

なぜカルシウムを補正するのか？

カルシウムの約40-45%はアルブミンと結合しています。アルブミンが低い場合、イオン化カルシウムが正常でも総カルシウムは低く見えます。

使用時機:

• 低アルブミン血症（アルブミン < 3.5 g/dL）

• カルシウム代謝異常が疑われる場合

• 集中治療モニタリング

• イオン化カルシウム測定が利用できない場合

制限事項:

• pHとタンパク質結合の変化が精度に影響

• イオン化カルシウムがゴールドスタンダードのまま

• 重篤な病気では信頼性が低下

正常範囲:

• 総カルシウム: 8.5-10.5 mg/dL

• イオン化カルシウム: 4.6-5.3 mg/dL

• 血清アルブミン: 3.5-5.0 g/dL

補正公式:

• 標準: Ca + 0.8 × (4.0 - Albumin)

• 修正: Ca + 0.8 × (4.4 - Albumin)

• 小児科: Ca + 0.02 × (40 - Albumin g/L)

臨床措置:

• 低カルシウム血症: PTH、ビタミンD、Mgを確認

• 高カルシウム血症: 悪性腫瘍、PTHを調査

• 常に症状と関連付ける

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